韓米防衛費、ツートラックアプローチ 「SMA枠組み内での引き上げと国防費追加支出」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.16 08:27
韓米は第11次韓米防衛費分担金特別協定(SMA)交渉妥結に向けて、米国側の要求分のうち一部を韓国国防予算に反映するいわゆる「ツートラック」方式を議論中だと15日、伝えられた。交渉過程に明るいソウルのある外交消息筋はこの日、「毎年固定で必要な人件費など経常費用は従来のSMA枠組み内で妥結するものの、SMA枠組みから外れる米国側の要求に対しては、韓国国防予算に反映する『ツートラックアプローチ』が議論されていると承知している」と話した。韓米交渉チームは14~15日(現地時間)、米国ワシントンで防衛費分担金6回目交渉を進めている。
この方案は、現在米国が要求している数十億ドルのうち一部はSMAの枠組み内で引き上げ、残りの相当部分を韓国の国防予算に反映するという意味だとみることができる。昨年の第10次交渉では、2019年度防衛費分担金を9602億ウォン(約911億円)から1兆389億ウォンに8.2%引き上げた。