韓国外交部長官「特定時点には南北が先に動くかも」 米財務省では北朝鮮労働者の送出会社を制裁
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.16 07:28
韓日米外相間会談のために訪米した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が14日(現地時間)、「特定時点によって米朝(関係)が先に動くことも、南北(関係)が先に動くこともあり得る」と明らかにした。
康長官はサンフランシスコ付近のパロアルトで記者会見を行い「南北間に重要な合意があり、その中で制裁が問題にならない部分もある。制裁問題があれば、例外を認められて可能な事業が明確にある」としてこのように話した。「米朝対話だけを頼らない」という文在寅(ムン・ジェイン)大統領の発言(14日記者会見)と同じ流れだ。
だが、米財務省は同日、北朝鮮の海外労働者送出を総括した「ナムガン貿易会社」とこれに関与した中国「北京宿泊所」を制裁の対象にあげた。国連が定めた北朝鮮の海外労働者送還期限(昨年12月22日)以降も中露でインターンビザなどで制裁を回避しようとする兆しが見えると警告状を飛ばしたわけだ。