韓国柔道界、東京五輪代表選抜戦の日程変更…混乱予想
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.15 16:23
大韓柔道会が東京五輪を目前にして国家代表選抜戦の日程を変更する。柔道界関係者は15日、「柔道会内部で3月中旬に予定していた国家代表第2回(最終)選抜戦日程の変更を決定した。近いうちに2~3週間遅らせた日程を改めて発表するはずだが、一方的な日程変更が明らかになれば柔道界では混乱が予想される」と伝えた。韓国柔道が五輪の直前に代表選抜戦の日程を変えたのは今回が初めてだ。当初、柔道会は昨年6月にホームページを通じて第2回国家代表選抜戦は2020年3月10日~11日の両日、順天(スンチョン)湾国家庭園杯を兼ねて行うことにしたと発表した。
現時点で選抜日程を変更するのは規定違反だ。大韓柔道会代表選抜規定第16条第2項によれば、代表選抜基準は選抜日の3カ月前に確定してホームページで告知しなければならない。第18条第5項に選抜基準には選抜日程も含まれなければならないと明示されており、事実上、選抜基準と日程を別々に切り離して見るのは難しい。それでも柔道会は「選抜日程が変更されるのは事実」としつつも「『選抜基準』には『選抜日』が含まれていないため問題はない」という公式回答を出した。
柔道会は今回の日程変更が避けられない決定だという立場だ。柔道会のソン・チャンジョン専務理事は「第2回選抜戦は毎年3月に開かれたが、そのため代表チームが毎年同時期に開催されるロシアのグランドスラムに出場しなかった。(代表選手がランキングポイントを稼げるように)選抜日程を遅らせる必要性は以前から感じていたが、この問題以外にも改善しなければならないことが多いため時間がかかった。国内大会の開催日程と重なり、他の時期を探すことは難しかった」と説明した。