【コラム】文大統領の9115文字の新年の辞と108分の会見のどこにも年金改革はなかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.15 11:31
蔡英文、ボルソナロ、マクロン、安倍、プーチン…。
彼らの共通点は? 最近年金改革を試みた指導者だ。一部は依然として巨大な障壁と戦っており、一部は果敢な改革に成功した。高齢化に耐えられず、持続可能な年金制度を作るために恩恵を減らしている。代表的な成功した指導者が台湾の蔡英文総統だ。11日に過去最多得票で再任に成功した。
サウス・チャイナ・モーニング・ポストの報道によると、蔡総統は2018年6月にフェイスブックで「私は2年間途轍もない批判を受けた。こうした批判が、なぜ政治家らが過去に年金改革に出ずに恐れていたかをはっきりと見せる。私は決してためらわない。改革は必ず私から出発する」と書いた。蔡総統は2016年に執権すると年金改革に着手し、2年間の激烈な反対を乗り越えて年金改革を成しとげた。公務員・軍人・教師年金が国民年金の2倍に達する上に、放っておけば2020年にも基金が枯渇する恐れがあったという。今後10年にわたり年金額を20%以上減らす計画だ。退役した中佐の例では、月の年金が274万ウォンから218万ウォンに減る。蔡総統は「年金改革は最も重要な任務。危機は克服可能だ」と話した。