「ルノーサムスン、スト長期化すれば釜山経済が死ぬ」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.15 10:34
ルノーサムスンのストで釜山(プサン)経済の危機が懸念されると、市民団体が汎市民会議の構成を要求してきた。ルノーサムスンは釜山で唯一の自動車メーカーであり、売り上げ1位の企業だ。ルノーサムスンに部品を納品する釜山・慶尚南道(キョンサンナムド)の企業は125社に達する。
釜山経済立て直し市民連帯は14日に緊急声明を発表し、「ルノーサムスン発展釜山市民会議」(仮称)を構成してルノーサムスン労使紛糾の根本的な解決と会社発展案を話し合おうと提案した。市民会議にはルノーサムスン労使をはじめ、釜山市、釜山市議会、釜山商工会議所、関連市民団体、部品業界などが参加することを要求した。
市民連帯は「ルノーサムスンは1994年12月の誕生時だけでなく、1997年の通貨危機によるビッグディール危機などで釜山市民が力を集め誘致して救った企業。だが最近の労使対立悪化でいまはストが長期化する事態まできた」と主張した。続けて「ストと労使紛争で輸出向け製品をまともに生産できず、人気車種であるQM6の生産にも支障をきたすなど、このままではルノーサムスンの信頼性にひびが入り、結局消費者から無視され没落の道を行くことになるだろう」と懸念した。