昨年の日本政府の輸出規制措置以降に起きた日本製品不買運動は、韓国のゴルフ用品市場に特別な影響を及ぼせなかったことが明らかになった。

韓国レジャー産業研究所が関税庁のゴルフ用品輸出入資料を分析した結果、昨年日本から輸入したゴルフ用品は２億１６７０万ドルに達した。これは２０１８年の２億３０１０万ドルより５．８％減少したもの。

これは日本製品不買運動にともなうビール輸入減少と対照的だ。韓国貿易統計振興院が１１日に明らかにしたところによると、昨年１２月の日本からのビール輸入額は２１万ドルで前年同月比９７．８％減少した。韓国コンビニＣＵの昨年９～１２月の日本産ビール月間売り上げは前年同月比９０％以上減少した。

日本製品不買運動でも日本製ゴルフ用品輸入がほとんど減らないのは、韓国で日本製ゴルフ用品の人気が高いためだ。韓国レジャー産業研究所のソ・チョンボム所長は、「韓国のゴルファーの日本製品人気が依然として高い上に、日本製品に代わる国産品がほとんどないという事実のためゴルフ用品では日本製品不買運動が力を得にくい。国産ゴルフ用品の競争力向上が急がれる」と話した。