<グローバルピープル>41年前のウォークマンのように…「ソニーカー神話」書く吉田憲一郎社長(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.13 12:06
毎年兆単位(韓国ウォン基準)の赤字を免れない会社があった。最高経営責任者(CEO)が長期執権に没頭する間、核心人材は次々とライバル会社に抜けていった。結局CEOは辞めたが莫大な赤字は続いた。7年間(2008~2014年)累積赤字は11兆ウォン(約1兆円)を越えた。このようでは70年続いた伝統の会社が廃業するのは時間の問題のようにみえた。だが、ある人が経営の舵を取るようになってすべてが変わった。
この人物は最高財務責任者(CFO)に就任し、会社の実績を兆単位の黒字に変えた。2018年にCEOに就任してからは創社以来最大の黒字(約10兆ウォン)を出した。この人物こそ日本ソニーの吉田憲一郎社長(61)だ。吉田氏は1983年にソニーに新卒で入社し、それから35年でCEOに就任して「サラリーマンの神話」も書いた。