【韓半島平和ウォッチ】北核危機発生前に北朝鮮と予防的対話が必要(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.10 14:34
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「新しい計算法」を米国が提示しなければ「新たな道」を進むと脅迫した年末の期限が過ぎた。国際社会は北朝鮮の「クリスマスプレゼント」挑発を警戒したが、実際、金正恩委員長は労働党中央委員会全員会議を開いて年末を送った。ここで金正恩委員長は北朝鮮の住民に対し、米国の制裁のために生じた「前代未聞の過酷な挑戦と難関」を自力更生で正面突破することを要求した。外では米国が米朝対話を時間稼ぎにに利用したと非難し、米朝合意に縛られず新しい戦略武器を示威すると威嚇した。韓半島(朝鮮半島)にまた北核危機と戦争危機の暗雲が漂い始めた。果たして我々は北核危機を防いで、非核平和プロセスを再稼働できるのだろうか。
最近、トランプ大統領は北核問題に対して3つの立場を一貫して述べている。「金正恩委員長と仲が良い」「米朝対話を急がない」 「対北朝鮮制裁を解除しない」だ。金正恩委員長はこのうち2番目と3番目のメッセージに怒った。大胆な「主導的非核化」措置を取ってトランプ大統領の好意的な相応措置を期待したが、米国は全く動かないからだ。