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【時視各角】韓国金融をだめにした3人の悪党

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.09 07:54
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韓国金融には3人の悪党がいる。青瓦台(チョンワデ、大統領府)、労働組合、金融当局だ。これらが順番に、あるいはひとつになって事故を起こしまくる中で韓国の金融がウガンダ水準と言われると私は考える。今回の尹ジョン源(ユン・ジョンウォン)中小企業銀行頭取の出勤阻止はひとつの見本だ。

まず労組。中小企業銀行労組は尹頭取の出勤を6日にわたり阻止している。その理由も古典的だ。メーンタイトルは「天下り報恩人事反対」、副題は「金融専門性不足」だ。労組のキム・ヒョンソン委員長は「青瓦台首席秘書官の働き口を作る人事」とし、「(尹頭取は)自主的に辞任せよ」と促した。中小企業銀行関係者は「10年間続けてきた内部昇進の伝統が崩れた衝撃が大きかった」とした。

 
中小企業銀行だけでない。現政権になり国策銀行の頭取任命反対闘争は労組のおなじみのメニューになった。2年ほど前にKDB産業銀行会長になった李東傑(イ・ドンゴル)氏は4時間にわたる労組との面談を通過した後に執務室に入ることができた。殷成洙(ウン・ソンス)元輸出入銀行頭取は1週間かかった。国策銀行頭取に内定した人物に「労組が通過儀礼を行うのでじっと我慢して数日間しっかり耐えなさい」という話は必須でされたという。労組は出勤阻止によりCEOを飼い慣らし、労働推薦理事制や人材構造調整不可、処遇改善約束などを勝ち取る。だからこうした銀行にどんな競争力が生まれるだろうか。

青瓦台も面目がなくなった。韓国金融を再び大きく後退させた。中小企業銀行の内部昇進の伝統は李明博(イ・ミョンバク)政権時代に始まった。それまでは財務部出身者が独占した。2010年のチョ・ジュンヒ元頭取をはじめ、2013年の権善珠(クォン・ソンジュ)元頭取、2016年の金道鎮(キム・ドジン)前頭取まで3人連続で内部昇進した。曲折もあった。朴槿恵(パク・クネ)政権当時の青瓦台関係者は、「許京旭(ホ・ギョンウク)元企画財政部次官が適任者として推薦されたが、青瓦台内部での議論の末に権善珠元頭取が最終的に選ばれた」と話す。彼は「権元頭取は朴槿恵前大統領と特に親交はなかった。権元頭取を就かせたのは4つの理由のため」とした。最初に、李明博政権時代に知人を金融持ち株会社会長に座らせ「4大天王」議論が大きかった。韓国金融を20年後退させたという声まで出てきた。こうした前轍を踏むのはやめようというコンセンサスがあった。2番目に、内部昇進の伝統を守ろう。チョ・ジュンヒ元頭取に後任を推薦させた。彼が「権善珠が適任者」と言った。3番目に、権元頭取は全羅北道(チョンラブクド)出身だ。地域和合にも合う。4番目に、女性頭取が必要なタイミングだった。

いま政府と与党は野党時代の保守政権の天下り人事を「官冶」「毒劇物」としながら積弊扱いした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は大統領候補時代に「天下り人事をなくす」と約束した。そう言いながら自分たちが政権を取ったら前例にならった。悪口を言いながらその相手に似ていくというが、労組が「典型的なネロナムブル(自分のことは棚に上げて他人を非難するの意)」と非難するほどだ。それでも青瓦台は「青瓦台で勤めた方は政府の国政哲学を最もよく理解している」とした。それこそあきれた話だ。ごはんは国政哲学ではなく実力が食べさせてくれる。頭取に必要なものは実力であり、理念ではない。中小企業銀行職員から「自分も頭取になれる」という夢を奪い取ったのはおまけだ。

金融当局も有口無言だ。青瓦台の天下り人事に盲従して銀行の先進化を妨げ、金融を官冶のくびきに押し込んだ。尹頭取個人の問題ではない。尹頭取は親文在寅派の実力者でも、「586世代」の核心でもない。専門官僚で経済首席秘書官を務めた。青瓦台実力者らとの反目説が広がり1年で退いた。「経済首席秘書官が長官に栄転しなかったり後職なく辞めるのは事実上の更迭とみるべき」というのが通説だ。そんな尹元首席秘書官まで頭取という暖かいポストを用意することにより青瓦台は「自分の味方は面倒をみる」「一度結んだ縁は忘れない」という暴力団式の義理を誇示した。だからちまたでは尹頭取の任命を政権内部引き締め・結束用だというのだ。こうして敵か味方かばかりを問い詰めた結果、韓国金融はいまもウガンダと同水準に扱われるのだ。知りながら幇助した金融当局の責任は重い。

イ・ジョンジェ/中央日報コラムニスト

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