ノーベゼルvsロールダウン…サムスン・LG、米CESでテレビ戦争(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.06 17:23
8Kテレビ市場の最強者は誰になるだろうか。7日(現地時間)、米国で開幕する世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2020」でサムスン電子とLGエレクトロニクスが8Kテレビ市場の王座をめぐり再激突する。これまでサムスン電子とLGエレクトロニクスはそれぞれ「QLED 8Kテレビ」と「リアル8Kテレビ」を前面に掲げて激しい攻防戦を展開してきた。今年CESで両社はそれぞれ画面のベゼルをなくしたテレビや画面をコンパクトに巻いて収納できるロールダウンテレビを全面に出して8Kテレビ市場の王座を狙う。
サムスンは5日、CES2020に出品する「QLED 8K」新製品を電撃公開した。テレビ画面の外部ベゼルをなくしたノーベゼルが特徴だ。サムスンは「ベゼルがないため、全体画面の99%まで活用することができる」としながら「これを『インフィニティ方式』と命名した」と明らかにした。ゼロ(0)ベゼルを標ぼうしたテレビはこれまでたびたび発売されたが、1~2ミリ程度のベゼルが残っていたことを考慮すると、事実上、世界初だというのがサムスンの説明だ。
ベゼルをなくしたのは単に秀麗なデザインを追求するためだけではない。サムスン電子関係者は「ユーザーはさらに臨場感あふれるテレビを視聴することができる」と説明した。またテレビの厚さが15ミリしかなく、完全に平たい裏面を完成した。QLEDはバックライトが必要な液晶(LCD)を使うためどうしても厚くなってしまうという有機EL(有機発光ダイオード、OLED)テレビ陣営の批判に革新で対応した。