目の前で見た米国の「ドローン斬首作戦」…「金正恩委員長は衝撃大きいはず」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.06 07:51
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が新年早々「障害物」にぶつかった。米国が3日(現地時間)、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官をドローン攻撃で除去したからだ。今回の作戦は北朝鮮が神経質な反応を見せてきた「斬首作戦」の典型的な事例だ。
トランプ米大統領は4日(現地時間) 、「イランが報復攻撃する場合、イランの52カ所を攻撃目標地点とすることにした」と追加の攻撃を示唆した。続いて米国は兵力3500人を中東地域に派遣し、イランの報復攻撃の可能性に対応している。
北朝鮮は5日午後まで表面的には直接的な反応を見せていない。しかし「強者の前では卑屈になり弱者の前では暴悪になるのが帝国主義者の姿」(5日の労働新聞)とし、間接的にイランを支持している。北朝鮮とイランは核・ミサイル技術を交流するなど外交的に関係が深い。ブッシュ元大統領は両国を「悪の枢軸(axis of evil)」と規定するほど米国との関係がよくない。北朝鮮の李容浩(イ・ヨンホ)外相は2018年8月にイランを訪問し、ロウハニ大統領と関係強化について議論している。