韓経:今年のドル相場、対ウォンで緩やかな下落傾向示す見込み
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.02 10:25
大手証券会社10社のリサーチセンター長はほとんどが今年ドルが劣勢に転じると予想した。為替相場は1ドル当たり平均1100ウォン台中盤水準を維持すると予想した。国際原油価格は米中貿易交渉が順調に流れるならば1バレル当たり70ドル台まで上がると分析した。
センター長らは今年の為替相場を1ドル=1120~1220ウォンの間で動くと予想した。昨年1200ウォン前後で動いたドルが緩やかな下落傾向に転じるだろうという観測だ。世界経済の不確実性を拡大した米中貿易紛争と英国のEU離脱などグローバルイシューが一段落すれば景気下方リスクが弱まるだろうというのが根拠だ。これに伴い、安全資産であるドルに対する偏り現象も緩和されるだろうという話だ。
米中1段階貿易交渉により対人民元のドル相場もやはり落ちる可能性が高いと分析される。ハナ金融投資リサーチセンター長のチョ・ヨンジュン氏は「対ウォンのドル相場は対人民元のドル相場と似た動きを見せるため、対ウォンのドル相場も下がる可能性が高い。株式市場ではウォンの価値上昇にともなう外国人の買い越しが続く可能性が高い」と話した。