金委員長、トランプ弾劾と再選不透明で対話を敬遠?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.30 14:56
米朝対話が膠着状態に陥っていることに関連し、米国の国内政治が変数として作用したとの分析が出ている。
今月19日(現地時間)、米国下院を通過したドナルド・トランプ大統領に対する弾劾案表決が一次的な変数だ。さらに来年2月から本格化するトランプ大統領の再選レースも米朝非核化交渉に影響を及ぼすだろうとの見通しもある。
これまでの米朝非核化交渉は、首脳間の信頼に基づくトップダウン方式で行われてきた。交渉の一つの軸であるトランプ大統領の未来が不明な状況で、北朝鮮が非核化交渉の速度を出すことに躊躇(ちゅうちょ)している可能性もあるということだ。今月15~20日、スティーブン・ビーガン国務副長官の北東アジア歴訪当時に出てきた直接的な対話提案にも北朝鮮が無回答で一貫したことも、米国の国内情勢と無関係ではないとの分析だ。