慰安婦合意の違憲訴え却下…韓日外交、もう1つの峠越えた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.27 18:06
韓国外交部は27日、「憲法裁判所の慰安婦合意は憲法に違反するという訴えを却下する決定に関して、憲法裁判所の決定を尊重する」とし「政府は日本軍慰安婦被害者の名誉・尊厳の回復と心の傷を癒すために可能な努力を続けていく」と発表した。
憲法裁判所は2016年に姜日出(カン・イルチュル)さんら被害者29人の遺族12人が「韓国政府が被害者の意見を収斂せずに日本政府と慰安婦合意を行った」と外交部長官(政府代表)を相手に提起した憲法に違反するという訴えを同日却下した。却下は、審理の対象にならないため違憲かどうか判断しないという意味だ。憲法裁判所は「慰安婦合意は手続きと形式、実質において被害者の権利が処分された、または韓国政府の外交的保護権が消滅したものとみることはできず、憲法訴願審判請求の対象にならない」と述べた。