【コラム】座礁危機の非核化、交渉維持して非核平和の進展を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.27 11:47
非核平和交渉が危機を迎えている。2018年から進められてきた外交はこのように終わるのだろうか。首脳外交が座礁すれば状況は厳しい。このままだと新年は緊張と対決が続くだろう。
なぜこのようになったのかという点から振り返ってみよう。この2年間に表面上に表れた現象だけを見ても、米朝、南北首脳会談の推移は初期は上向きだったが、やがて下降に転じた。米朝会談は昨年6月のシンガポール会談をピークに下降した。南北会談は昨年9月の平壌(ピョンヤン)会談がピークだった。米朝側の下降局面が南北より先に訪れたため、一時は南北交渉が米朝交渉を後押しする形になった。しかしそのうちに南北関係は完全に断絶した。断絶は米朝より南北側に先に訪れた。いま北朝鮮の対南非難は深刻であり、韓国の役割をする空間は大幅に縮小した。