【中央時評】文在寅改革の本質と方向(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.26 11:12
今日、我々の時代はどこへ向かっているのか。我々は今、自由と平等、安定と福祉、安全と平和に向かって進んでいるのか。でなければ混乱と不平等、憎しみと復しゅう、不安と危機に向かって進んでいるのか。2つに割れたこの国は解決方法も2つなので、誰かにとっては前者であり、誰かにとっては後者となる。
国の命運を分ける究極は、結局指導者と政府が全体の観点と個人の観点の双方を併せ持っているかどうかにかかっている。全体の観点は上から国と国民の状況を俯瞰してうまく渡っていく鋭い洞察力と局量を示す。個人の観点は下からひとりひとりの具体的な要求と向き合うことができる敏感性と反応力を指す。前者は政治的理性または分別智、後者は政治的感性または、個別智と呼ばれる。もちろん前者は責任と共和、後者は信念と民主の価値と呼ばれたりもする。