【社説】チョ・グク拘束令状請求…政権の反省・刷新の契機にしなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.24 08:53
検察がきのうチョ・グク前法務部長官に対する事前拘束令状を請求した。柳在洙(ユ・ジェス)元金融委員会局長の監察を中断させた職権乱用容疑のためだ。私募ファンドや子女の大学入学書類偽造疑惑容疑は捜査が続いている。蔚山(ウルサン)市長選挙疑惑でチョ前長官がかかわっておりその部分に対する捜査も進行している。
チョ前長官は文在寅(ムン・ジェイン)政権の象徴的人物だ。1980年代の運動圏出身で、市民団体(参与連帯)で活動しソウル大学教授になった「進歩勢力」の看板スターだった。朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾後に執権した新政権で青瓦台(チョンワデ、大統領府)民情首席秘書官に抜擢され、続いて法務部長官に任命された。正義と改革のアイコンだった彼が重大な法律違反容疑を受ける被疑者になり、拘束される境遇にまで置かれた現実にみじめさを感じるほかない。