韓国政府がISDで初めての敗訴確定…ダヤニに730億ウォン賠償
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.23 07:45
英国の高等裁判所が大宇エレクトロニクス買収合併事件の投資家対国家間訴訟(ISD)敗訴判定を取り消してほしいという韓国政府の請求を棄却したと金融委員会が21日に発表した。昨年6月に国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)は売却過程で韓国債権団の誤りがあったとしてイランの家電メーカー所有主のダヤニ家に契約金と遅延利子など約730億ウォンを支払うよう判決した。
取り消し請求が受け入れられず判決は確定した。韓国がISDで敗北した初めての事例だ。韓国政府はこの事件が韓国政府ではなく債権団との法的紛争であるだけにISDの対象でないと主張したが、UNCITRALは韓国政府が債権団決定に間接的に介入したとみた。