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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』をめぐる論議を中継した日本「最近、韓国では『82年生まれ、キム・チョルス』も登場」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.17 07:13
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朝日新聞が16日、ソウル発特派員のコラムで韓国に対して「男女分断国」という表現を使った。南北分断とともに韓国が「男性と女性」に分かれているという意味だ。韓国男性と女性の一部がお互いを侮辱する意味の「キムチ女」と「韓男虫(ハンナムチュン)」の現象に日本も注目した。

朝日は「ネット上で女性を嫌悪したり、人権を踏みにじったりする言説が登場している」として「すべて男性の発信とは断言できないが、女性歌手が中傷され、命を絶つまで追い込まれる事件も起きた」と伝えた。最近、女優ソルリと歌手ク・ハラが悪質な書き込みに苦しめられて極端な選択をしたことだ。朝日は引き続き映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の便りを伝えて「観客360万人超えのヒット中」としながら「女性の憤りの反映」と分析した。

 
朝日は韓国男性の立場も伝えた。該当コラムは「韓国の男性たちは『女性は兵役の義務もなく、その間自分を磨けるのに、差別を訴えるのは腑(ふ)に落ちない』といったあからさまな不満を聞く」として「男性だって差別を受けていると反論する」と伝えた。「82年生まれ、キム・チョルス」という言葉も「最近登場した新造語」と紹介した。

「82年生まれ、キム・チョルス」という先月共に民主党のチャン・ジョンファ青年報道官が映画『82年生まれ、キム・ジヨン』を批判しながら男性も差別を受けているという意味で「82年生まれ、チャン・ジョンファ」という論評を出したのと同じ流れだ。しかし、チャン氏の該当論評は同党内でも「『男も大変』という水準」〔冠岳(クァナク)甲の大学生委員長のキム・ミンソク氏〕という批判を浴びた。チャン氏は結局、論評を撤回した。

朝日は論評の撤回までは詳細に伝えなかった。しかし、日本より韓国で権力型性暴行の告発運動である#MeToo(ハッシュタグミートゥー)が勢いづいたという事実を強調して「この国の男女対立は本当に深刻だ」といったある女性作家の言及を紹介した。

朝日は引き続き「何かにつけて敵と味方に分かれ、激しくぶつかり合うことで、社会を改革してきた韓国」としながらも「だが、もう一つの分断とも言われる『男女対立』の先鋭化はどこに向かうのか」という質問を投げかけた。また「人ごととは思えない」として日本の状況とも結びつけた。

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    2019.12.17 07:13
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    映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のスチール写真。日本のメディアの中で進歩派に分類される朝日新聞も注目した。[写真 ロッテエンターテインメント]
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