米朝運命の10日間始まった…ソウルに来たビーガン氏、板門店で会合するか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.16 08:26
北朝鮮が「挑発プレゼント」で威嚇したクリスマスを10日後に控え南北と米国の動きが慌ただしい。北朝鮮がまた西海(ソヘ)衛星発射場(東倉里ミサイル発射場)で「重大な試験」を敢行する中で米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表(副長官指名者)が15日にソウルに到着した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日にビーガン代表と会い米朝非核化交渉の動力を生かすための案を議論する。
危険な年末年始に向かって進む韓半島(朝鮮半島)情勢が反転の機会を迎えるかはビーガン代表の訪韓を契機に米朝接触が実現するかにかかる。対米消息筋は「ビーガン代表が訪韓期間中に板門店(パンムンジョム)で会うことを望むというメッセージを北側にすでに投げかけて韓国にきたものと承知している。ただ米側も実現するかに対しては『状況は厳しい』としていた」と伝えた。
15日午後に仁川(インチョン)国際空港を通じて入国したビーガン代表は「最近の北朝鮮の一連の行動をどのようにみるか」「板門店で北朝鮮と接触する計画があるか」などの質問に一切答えないまま空港を離れた。彼はこれに先立ち14日の出国直前に空港で板門店接触の可能性と関連した質問に「いまは話すことがない」とした。「米国の方針は変わっておらず北朝鮮もそれをわかっている」としながらだ。北朝鮮が設定した年末の期限に執着せずに非核化対話要求を継続するという意味だ。