米中貿易交渉が妥結…「韓国経済にビッグニュース」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.12.14 12:45
来年のグローバル経済の最大の雷管が除去されている。米国と中国が貿易交渉を行い、「第1段階(phase one)合意案に原則的に同意した」と、ロイター通信などが13日(日本時間)一斉に報じた。翌日の14日にライトハイザー米通商代表と中国の崔天凱駐米大使が合意案に署名するという。
米中貿易戦争が新たな局面に入った。両国の貿易戦争が本格化してから1年6カ月ぶり、交渉を宣言した昨年12月から1年ぶりだ。その間、米中間では交渉中断、関税攻撃再開など紆余曲折があった。経済分析会社IHSマーケットのエコノミストのラジブ・ビスワス氏は中央SUNDAYに送ったメールのコメントで「(合意案が公式化すれば)韓国と中国、日本など東アジア経済を脅かすリスクがかなり除去される」と診断した。
今回の合意を受け、米国は農産物500億ドル分を中国に輸出できることになった。また、中国政府の知識財産権保護強化と金融市場開放拡大、人民元切り下げ防止の約束を受けた。一方、中国政府は関税譲歩を引き出した。トランプ大統領が昨年6月から中国産3600億ドル(約40兆円)分に適用した関税率(最大25%)を半分水準に下げることにした。また今月15日(米国時間)から中国産1560億ドルに適用することにした関税を撤回する。