北朝鮮の東倉里発射場に地下駅建設…ICBM探知がさらに困難に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.12 07:17
北朝鮮が外部の監視網を避けるために平安北道鉄山郡(ピョンアンブクド・チョルサングン)の東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射場〔北朝鮮では西海(ソヘ)衛星発射場と呼んでいる〕と鉄山線を連結する鉄道と地下駅を建設して発射場の地下で貨物を下す施設を備えていたことが把握された。また、発射台から約150メートル離れたところに組み立て棟と推定される建物を新築し、この建物と発射台をつなげる鉄道を設置してミサイルの組み立てが終われば直ちに発射台に移すことができるようになったことが分かった。
韓国政府当局者は11日「北朝鮮は2012年4月東倉里発射場で人工衛星を発射した後、持続的に改善・補修工事を進めてきた」として「特に、2014年から約2年間大々的な工事を行って発射場(発射パッド)の片側にミサイルの組み立て棟とされる建物を作り、発射場の地下に外部につながる鉄道の工事を進めたとみられる」と話した。この当局者は「かつて平壌山陰洞(ピョンヤン・サヌムドン)などで製作したミサイルをそれぞれ『段』別に貨物列車にのせて発射場から直線で1.2キロメートル程度離れた駅に運んだ後、トラック(トレーラ)にのせて発射場まで移動した」として「鉄道が連結された後には貨物列車が直ちに発射場の地下まで移動できるようになった」と説明した。