ブラインド採用で問題起きた韓国原子力研究院…機密施設なのに中国人が合格
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.11 10:43
ブラインド採用が結局事故を起こした。国家保安施設である韓国原子力研究院が最近実施した2019年公開採用で意図せず中国国籍者を選抜した事実が明らかになった。政府指針に従いブラインド形式で研究職を選んで起きたことだ。原子力研究院は1959年の開設からこれまで正規職研究員に外国人を採用した前例はない。研究院は該当中国国籍者の採用をひとまず保留した。
韓国原子力研究院関係者は10日、中央日報に「面接過程で該当支援者の韓国語があまりにも流暢で中国国籍者だと全く気付かなかった。ブラインド採用をしたため出身国籍や地域だけでなく出身大学もわからない状態で選抜するほかなかった」と話した。研究院によると該当研究者は中国で学部を卒業した後韓国に来てKAIST大学院に入学、機械工学科で修士・博士学位を取った。
原子力研究院公開採用手続きは8月末の公告とともに始まった。オンラインで受け付ける願書には顔写真だけでなく氏名と住民登録番号、性別、出身地域、学校などを書く欄がなかった。代わりに加算点対象者向けの障害、報勲の有無、兵役、学位区分、専攻、在学期間、卒業区分は書かなければならなかった。論文・特許など研究実績を提出する際は出身校を隠して処理するようにした。