韓国国防部長官「北朝鮮の東倉里エンジン試験に深い懸念」…韓国政府の初の公式確認
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.11 07:36
北朝鮮が今月7日、東倉里(トンチャンリ)エンジン試験場で「重大な試験」を行ったことに対して鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防長官と康京和(カン・ギョンファ)外交長官が10日、懸念を公開表明した。鄭景斗長官はこの日、オーストラリア・シドニーで開かれた第4回韓・豪外交・国防長官(2+2)会議共同記者会見の冒頭発言で「北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射と北朝鮮西海(ソヘ)東倉里(トンチャンリ)地域でのエンジン試験活動に深い懸念を表明する」と話した。鄭長官は「(韓豪)両国の国防長官は北朝鮮が韓米同盟と国際社会の対話を通した問題解決に向けた努力に応えて軍事的緊張を高める行為を直ちに中断することを強力に促す」とも明らかにした。韓国政府高官が北朝鮮のいわゆる重大な試験を「エンジン試験」と公式確認したのは今回が初めてだ。エンジン燃焼実験に出た北朝鮮の挑発の可能性が大きくなり、またその時点も繰り上げられているという判断にともなう政府レベルの「警告」に読まれる。
この日、康京和(カン・ギョンファ)長官も冒頭発言を通じて「(韓豪)両側は平和プロセスに役に立たない最近の北朝鮮の行動に対して懸念を示した」とし、「両側は韓半島(朝鮮半島)の平和プロセスの進展にあって今が重要な時期という共感を基に対話と協力を増進することが重要だということで意見を一致した」と明らかにした。