10年政権が手ぶらで退陣? 焦る安倍首相…麻生副総理「任期3年延ばして改憲」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.10 15:13
「憲法改正は決してたやすい道ではないが、必ず私たちの手で、私自身として、私の手で成し遂げていきたいと考えている」。9日、臨時国会閉会の記者会見で安倍晋三首相が最も強調した言葉だ。「自民党総裁の任期が1年10カ月後に迫っているが、憲法改正の目標をずっと掲げるのか」という質問に対する返答だった。2021年9月までの自身の任期中に改憲を実現させるという意志を強調したのだ。
今回の国会中、安倍首相に負担となったのは「桜を見る会」スキャンダルだった。税金が投入されるこの行事に安倍首相が毎年、地元の有志を多数招請したという「税金の私物化」批判で支持率は1カ月間に5、6%ポイント下落した。その余波で安倍首相が改憲の整地作業として推進した国民投票法改正案の臨時国会内の処理も水の泡となった。自身を支持する保守派を意識して「2020年に新しい憲法を施行する」とトーンを高めてきた安倍首相はいま「任期中の改憲」へと一歩退いた。