【コラム】「最長125カ月拡張」米国経済、今は安全ベルトを締める時(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.10 13:27
◆米国の株価が実物経済を過大反映
トランプ政権に入ってから株価は景気を持続的に過大評価している。11月現在、その程度は23%にのぼる。景気が収縮局面に入れば株価はさらに大きく下落する可能性があるということだ。1969年以降の7回の景気サイクルで、景気のピーク後に株価は平均11カ月かけて23%下落した。特に2007年12月の景気のピーク以降、金融危機までが重なり、株価は17カ月間で49%も落ちた。米国の家計は今年3月末現在、金融資産の34%を株式で保有している。株価が下落すれば、米国経済を支えてきた消費が冷え込み、景気沈滞はさらに深まることが考えられる。