青瓦台押収捜索の翌日…文大統領、法務長官に秋美愛氏を指名
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.05 14:53
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)議員を次期法務部長官の候補者に指名した。大邱(テグ)で生まれて慶北(キョンブク)女子高校と漢陽(ハンヤン)大学法科大学を卒業した秋氏は第24回司法試験に合格した後、光州(クァンジュ)高裁判事と春川(チュンチョン)・仁川(インチョン)・全州(チョンジュ)地裁判事を務めた。第15代総選挙でソウル広津(クァンジン)乙に出馬して当選した後、17代を除いて20代まで同じ地域で5回当選した。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は「憲政史上最初の地方区5選女性政治家で、優れた政治力を発揮してきた。強い所信と改革性は国民の希望である司法改革を実現できると期待している」と話した。前日、検察の青瓦台押収捜索の翌日、秋氏を指名したのは象徴するところが大きい。推進力の強い秋氏を法務部長官職に就かせて「尹錫悦(ユン・ソクヨル)の検察」をけん制するという布石だ。
ニックネームが「チュ・ダルク(秋美愛+ジャンヌ・ダルク)」である秋氏は民主党内で代表的な「強硬派」政治家と評価される。チョ・グク前法務部長官が「私よりさらに強い推進力を発揮する後任者にバトンを渡して(検察改革)最後をお願いしたいと思っている」と述べた、「さらに強い人」として秋氏を念頭に置いたのかは分からないが、政界では「チョ・グク氏よりキャラクターのさらに強い人物」と評価されている。