金正恩委員長、今月下旬に労働党全員会議…韓米「北が重大事変を準備」情報入手(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.05 08:46
米朝関係が対立局面に急速に変わった背景は、非核化交渉をめぐり米朝が平行線をたどったからだ。当初、双方は11月末-12月初めの実務交渉開催を念頭に置いていた。しかしまたも制裁解除が先か、非核化から進めるかという本質的な問題をめぐり接点を見いだせなかった。政府当局者は「米国が11月初め、北に実務交渉を提案し、対話の流れが生じるようだった」とし「しかし北がすべてか無か(all or nothing)という形で米国に圧力を加えながら11月末までに米国の立場を示すよう要求し、米国が応じなかったことで、雰囲気が急速に冷え込んだ」と述べた。
北朝鮮が3日に米国に向けて「クリスマスプレゼント」に言及しながら事実上ICBM試験発射の可能性を示唆したことや、その間の北朝鮮の相次ぐ短距離ミサイル発射に対して「問題になることではない」と話していたトランプ大統領が結局、「必要なら武力を使用することもある」と発言したこと自体が、急速に緊張が高まっている米朝関係を表している。