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「韓国次期首相は金振杓氏に固めた…法務長官には秋美愛氏が事実上確定」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.03 15:04
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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が次期首相として4選議員である共に民主党の金振杓(キム・ジンピョ)議員を事実上確定した。チョ・グク前法務部長官の後任には同党の5選議員である秋美愛(チュ・ミエ)前代表を内定して同時発表する案が有力視されている。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は今週人事推薦委員会を開いてこのような案を議決した後、文大統領の最終裁可を得て発表する方針だ。

与党関係者は2日「週末の間、最終的に確定した。発表が差し迫っている」と伝えた。先月28日に予定されていた人事推薦委員会が今週に延期され、検証に支障が生じたのではないかという見方も出てきたが、この関係者は「変動事項がないため開かなかった」と明らかにした。現役である金振杓議員と秋美愛議員は来年の総選挙で不出馬が確実視されている。与党で次期大統領候補の選好度1位となっている李洛淵(イ・ナギョン)首相は党に復帰して総選挙で役割を果たすものとみられる。

 
当初自由韓国党が無制限討論であるフィリバスター(議事妨害)を申請するなど、国会が順調に進まない兆しを見せて改閣時期に影響を与えるのではないかという見方もあった。しかし、青瓦台は検証の手続きが終わったため、予定通りに発表するという立場だ。

ただし、人事聴聞会の過程で予期せぬ疑惑で論議が繰り返される場合、国政混乱の様相を呈しかねないという懸念の声も上がっている。首相は国会の同意を得る必要がある。与党関係者は「野党がチョ・グク前長官も落馬させたところで最大限しがみつこうとするだろう」と明らかにした。

青瓦台は先月、李首相が辞退の意向を直接・間接的に明らかにした後から事実上金議員を対象に検証に入っていたことが分かった。

文大統領が金議員を指名したのは後半期の国政運営の力点を「経済再生」に置くという意味に読まれる。財政経済部で公職を始めて盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府で経済副首相と社会副首相を歴任した金議員は民主党内で代表的な「経済通」と呼ばれる。

空席である法務部長官には民主党から推薦した判事出身の秋美愛前代表が確定した。秋代表は2017年、文大統領が民主党大統領選候補時代に党代表を務めた。当初党代表まで務めた人物が長官職につくのは格が合わないという指摘も提起された。しかし、党代表級でむしろ重量感を高めて検察改革に力を加えたいというのが文大統領の考えだとみられる。

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