韓国統一長官「北、ミサイル発射で抑止力強化」…挑発を正当化?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.03 08:24
韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官が2日、ソウル韓国プレスセンターで開催された寛勲(クァンフン)クラブ招請討論会で北朝鮮のミサイル挑発について「(北が)抑止力を強化している」と表現したことに対し、軍の内外から批判が出てきた。
金長官はこの日、「北の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が今年末までに米国と非核化交渉で顕著な成果がなければ『新たな道』を歩むと明らかにしたが、金委員長が話す新たな道とは何か」という質問を受けると、「北の最近の動きを見ると、大きく3つの点が考えられるが、その一つが『軍事的に最近の短距離ミサイル発射に見られるように抑止力を強化するということだ」と答えた。
金長官は、「金委員長の10月の白頭山(ペクドゥサン)登頂後、北の今後の情勢構想をどう見ているのか」という質問に対しても、「経済の方向で観光分野の現地指導が圧倒的に多く、5月から集中的に続いている各種多様な方式の短距離ミサイルによる抑止力の強化を挙げることができる」と答えた。