韓経:LNGに疎外されていた済州、生産基地が初竣工
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.29 11:03
「液化天然ガス(LNG)タンク一つを満タンにすれば都市ガスを使っている済州(チェジュ)地域のすべての家庭に1年間供給することができます」
28日に訪れた済州涯月港(エウォルハン)近隣のLNG生産基地には高さ36メートル・直径55メートルのコンクリートタンク2基(4万5000キロリットル級)がそびえ立っていた。タンク周辺には数百メートルの配管網が血管のように伸びている。ガス田から抽出したLNGはマイナス162度で液化状態に冷却されて輸送される。船からタンクに移された後は気化処理作業を経て配管網を通じて各家庭等に供給される。韓国ガス公社関係者は「これまで済州地域は全国17市道の中で唯一LNG供給の恩恵を受けることができなかった」とし「今後は既存の液化石油ガス(LPG)より36%ほど安いLNGを安定的に使用することができる」と説明した。現在14%に過ぎない済州地域の都市ガス供給率を高めるためにもLNGが寄与するだろうという説明だ。