【時視各角】女性アイドルの死=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.27 11:31
ソルリさんに続いて歌手ク・ハラさん(28)が極端的な選択をした。よりにもよって親友だった2人だ。1カ月余前、日本活動中にソルリさんの悲報に接したク・ハラさんはインターネットライブ放送で涙を堪えきれず嗚咽した。ク・ハラさんもソルリさんのように数多くの悪質コメントに苦しめられた。元恋人のチェさんから性関係動画流出の脅迫を受けて法廷攻防を行ったことが決定的な契機だった。女性芸能人には致命的な動画の存在を自ら明らかにしてデート暴力に対抗したが、実際のインターネットリアルタイム検索語1位は「ク・ハラ動画」だった。被害者の苦痛には目もくれず、「現役アイドルの新作映像」を手に入れようと血眼になった人々のほうが多かったということだ。
たとえ流出はなかったとしても、ク・ハラさんは別名「リベンジポルノ(別れた恋人が復しゅう心からネット上に流す性関係動画)」の犠牲者だ。ところで「リベンジポルノ」という言葉そのものが間違いだという指摘が多い。「リベンジ(復しゅう)」という言葉から、被害女性に間違いがあるように映るとし、「ポルノ」という単語は性犯罪でない軽いわいせつ物として見なされることになる。恋人関係だろうが何だろうが、同意しようがしまいが、これをネット上に流したり脅迫したりする時は性犯罪になる「イメージ基盤の性暴力」「サイバー性搾取物」と変えて呼ぶのが的確だという指摘だ。