文大統領「韓・ASEANのFTAで自由貿易を守っていく」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.27 10:55
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日「全世界的に保護貿易主義に対する憂慮が大きくなる中で韓・ASEANは自由貿易が共同繁栄の道ということを再確認した」と明らかにした。文大統領はこの日午後、釜山(プサン)BEXCOで行われた韓・ASEAN共同言論発表で「われわれは東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の協定文の妥結を歓迎し、韓・ASEAN自由貿易協定(FTA)を基に自由貿易を守っていくことにした」としてこのように明らかにした。
米中貿易戦争と代表される保護貿易主義の流れを警戒しながら自由貿易秩序の確立に寄与していくという意味だ。ここには韓国に対する日本の報復的な輸出規制措置に対する憂慮も含まれたとみられる。
韓・ASEAN特別首脳会議の二日目であるこの日、文大統領は今年のASEAN議長国のタイの首相とセッション1、2を共同主宰した後、首脳会議の日程を終える共同言論発表に出た。文大統領は「本日の会議で首脳らは『アジアの協力』を通じて平和と繁栄の東アジア時代をつくっていくことにした」として▼人間中心の共同体▼共生繁栄の革新共同体▼平和な東アジア共同体という3大未来の青写真に合意したと伝えた。文在寅政府はこの日の合意を基に「新南方政策2.0」を本格的に推進してASEANとの関係を周辺4強の水準に高めるという計画だ。第1セッションで採択された韓・ASEAN共同ビジョン声明には「すべての形態の保護貿易主義に反対するというわれわれの意志を再確認する」という内容が含まれている。