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金正恩委員長、砲射撃を指示…9・19合意違反

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.26 08:17
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、南北が西海(ソヘ、黄海)緩衝地域で砲射撃訓練を中止することにした昨年の「9・19軍事合意」を違反した。

北朝鮮の朝鮮中央通信などは25日、「(金委員長が)西部戦線昌麟島(チャンリンド)防御隊を視察した」とし「(金委員長が)自ら海岸砲中隊2砲に目標を決めて射撃するよう指示した」と報じた。続いて「海岸砲中隊の軍人は訓練して練磨してきた砲射撃術を発揮した」と伝えた。金委員長の指示で実際に砲射撃が行われたということだ。メディアによると、金委員長はこの日、「戦いの準備と戦闘力の強化が最大の愛国」とし「砲兵部隊、区分隊では名砲手運動の火をつけるべきだ。任意の単位が任意の時刻に戦闘任務の遂行に動員されるよう準備できていなければいけない」と指示した。金委員長の動きは、北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃で韓国海兵隊が対応砲撃した延坪島砲撃戦9年(23日)を迎えて行われた。

 
ペクリョン島の南東の昌麟島は、韓国側の大青島(テチョンド)から東に約35キロ、西海北方限界線から10キロほど離れた北朝鮮の最前方にある。9・19軍事合意の砲射撃禁止区域に含まれる。南北は昨年9月の平壌(ピョンヤン)首脳会談当時、軍当局間の南北軍事合意を締結し、陸上軍事境界線(MDL)の南北一帯と西海の135キロ区間に緩衝区域を設定した。西海緩衝区域は韓国側の徳積島(ドクジョクド)北側から北朝鮮側の南浦(ナムポ)近隣にある椒島(チョド)南側までの水域。南北はここでの砲射撃と海上機動訓練を全面中止にした。

韓国国防部のチェ・ヒョンス報道官はこの日、「北のメディアが明らかにした西海緩衝区域一帯の海岸砲射撃訓練事項は遺憾」とし「昨年9月に南北軍事当局が合意し、これまで忠実に履行してきた9・19軍事合意を違反した」と述べた。続いて「南北境界地域一帯の軍事的緊張を高めるおそれがあるすべての軍事的行為を直ちに中断し、同じようなことが再発しないよう9・19軍事合意を徹底的に遵守することを求める」と明らかにした。

韓国軍は9・19軍事合意に基づき、ペクリョン島、延坪島など西北島嶼の海岸砲と艦砲の砲身を覆って砲門を閉鎖した。また、西北島嶼に配備されたK-9自走砲、「チョンム」多連装ロケット、スパイクミサイルなどを船で陸地訓練場に移した後に砲撃訓練をし、これをまた船で西北島嶼に戻している。ところが、砲身を覆うべき地域を金委員長が訪問して実射撃訓練を指示したのだ。

韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ研究委員は「(北が公開した写真の)タイヤの太さから見て76.2ミリ海岸砲と推定される」と述べた。

北朝鮮海岸砲は北方限界線(NLL)に向けられているが、実際に射撃した方向は公開されなかった。

合意書署名現場で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と並んで立っていた金委員長が直接射撃を指示したのは合意書を無視する措置であり、今後の南北間の軍事的緊張を予告していると分析される。北朝鮮は米国が非核化交渉基調にこだわれば「新しい道」に進むと脅迫したが、「新しい道」には韓国を担保に軍事的緊張を高めた後、米国に圧力を加える北朝鮮の伝統的な手法が込められているという見方がある。チン・ヒグァン仁済大統一学部教授は「最近繰り返し談話を出していた北が『行動』に移す兆候を見せている」とし「軍事行動に出る可能性もある」と懸念を表した。

国防部はこの日、金委員長がいつ砲射撃を指示したかについては言及しなかった。北朝鮮が挑発をするたびに速かに伝えてきた従来とは異なる。ただ、軍内部では金委員長の昌麟島砲射撃訓練参観時期を23日と把握しているという。23日は2010年11月23日の北朝鮮の延坪島砲撃挑発から9年となる日だ。意図的にこの日を選んで武力示威をしたという解釈も可能だ。情報筋は「24日には雨が降ったが、公開された写真では地面が雨に濡れていない」とし「気象状況を見ると(訓練が行われた日は)23日である可能性が高い」と述べた。

また、北朝鮮は普段から金委員長の動向を翌日に報道するが、今回のような島訪問の場合、保安上2日後の25日に公開した可能性もある。このため、軍当局は北朝鮮の砲射撃を知りながらも北朝鮮の発表まで閉口し「隠蔽疑惑」「後手」などという批判を自ら招いたという声も出ている。元軍情報当局者は「脱北者強制送還(7日)、金委員長招請親書の非公開(5日)など北関連の事案に政府が不透明だという疑惑があるだけに、北の合意違反事実を把握した直後にこれを公開して再発の防止を要求すべきだった」と指摘した。

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