人気アイドルガールズグループ「ＫＡＲＡ」出身の歌手ク・ハラさん（２８）が２４日午後、自宅で遺体で発見された。ソウル江南（カンナム）警察署によると、クさんはこの日午後６時ごろソウル江南区の自宅で呼吸停止の状態で発見された。

警察はクさんが極端な選択をした可能性を念頭に置いて正確な死因を調べている。クさんは前日、自身のインスタグラムにベッドに横になっている写真とともに「お休み」という短いコメントを残した。最後のファンたちとの疎通だったと伝えられる。

これに先立ってクさんは５月にも一度極端な選択を試みて救助されたことがある。ソウル江南区の自宅で意識を失った状態でマネジャーに発見されたが、比較的に早いうちに病院に運ばれて治療を受けた。

クさんは昨年から色々な論議に巻き込まれて厳しい時期を送ったと伝えられる。元恋人のチェさん（２８）とは２審裁判が進行中だった。この事件は昨年８月、チェさんが「ク・ハラから暴行を受けた」として警察に通報して浮上した。この過程でクさんとチェさんは双方暴行だったとしてけがした身体写真をＳＮＳに公開した。真実攻防の中でも一部のネットユーザーはクさんの便りを扱った記事に悪質な書き込みを付けたりもした。その後、盗撮やリベンジポルノの問題まで浮上した。クさんは昨年９月、チェさんを強要と脅迫、性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反の容疑で警察に告訴するに至る。これに先立ち、クさんの極端な選択はこの事件裁判の証人尋問の出席を控えて起きた。

クさんはこのような心的苦痛を経験する過程でも６月には日本の有名所属事務所と専属契約を締結するなど、ファンたちに芸能界活動への意志を見せた。だが、芸能界で代表的な親友と知られた女優ソルリさん（２４）の先月１４日の死亡の便りに相当な衝撃を受けたという。クさんは追悼の映像を掲載したこともある。クさんは映像で「そこで（ソルリが）やりたいように…元気でね」とし、「君の分まで頑張って生きる…」と話した。

それからクさんは１３日、日本で新しいシングル『Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｑｕｅｅｎ』を発表するなど、気を引き締めなおして本格的な活動に乗り出すように見えた。翌日（１４日）福岡から１９日東京を最後にする「ＨＡＲＡＺｅｐｐ　Ｔｏｕｒ　２０１９　～ＨＥＬＬＯ～」の公演も成功裏に終えた。