BTSの軍免除はない…「安倍効果」で理工系兵役特例は維持=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.21 14:43
安倍晋三首相が韓国の科学技術界と産業界を助けた。短くは11カ月、長くは17年間も続いてきたイシューだった。少子高齢化の影響で兵役資源の急減が予想され、大幅縮小の方向で改善が進められてきた理工大修士・博士級兵役特例の専門研究要員制がほとんどそのまま維持される。BTSなど国威宣揚に大きく寄与した大衆文化芸術家を特例の対象に含めるべきだという一部の世論は受け入れられなかった。
韓国政府は李洛淵(イ・ナギョン)首相の主宰で21日午前、政府世宗(セジョン)庁舎で第94回国政懸案点検調整会議を開き、「兵役代替服務制度改善計画」を審議、確定した。会議には首相をはじめ、関連部処の国防部、科学技術情報通信部、教育部、文化体育部、産業通商資源部、海洋水産部、中小ベンチャー企業部が参加した。
確定した計画によると、理工大博士課程専門要員定員は現行の1000人を維持する。ただ服務を強化する方向で整理された。その間、服務期間として認定される博士学位課程3年を2年に減らし、減った1年の期間は学位取得後に国内企業・研究所など研究現場で服務するよう変更した。兵役特例で博士学位を終えた後すぐに海外に出る事例が多く、理工系高級研究人材養成という趣旨に外れるという批判が多かったからだ。変更された制度は、現在博士課程を修了して専門研究要員編入を準備している学生に被害がないよう、2023年の博士課程専門研究要員編入人員から適用される予定だ。