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DNA分析で先祖探し…韓国生まれの韓国人記者、韓日中の混血だった(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.21 12:10
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単一民族はなかった。倍達の民族も、檀君の子孫も…。韓国生まれの韓国人という人たちの血統は韓国・日本・中国、3カ国の混血だった。ここにすべてではないが、モンゴルの血統もそっと混ざった。中国人と日本人も大きく異ならない。血統構成比の中心はやはり韓日中だ。独島(ドクト、日本名・竹島)、慰安婦、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題で、高高度防衛ミサイル(THAAD)問題などで、それぞれ韓日間、韓中間の現実対立は続いているが、「チャンケ(韓国語で中国人に対する蔑称)」「チョッパリ(韓国語で日本人に対する蔑称)」「チョーセンジン」の正体はこうだった。

記者が直接DNA分析を通した「先祖探し」をしてみた。保健福祉部で実施しているDTCパイロット事業に選ばれた民間企業のEDGCを通じてだ。簡単だった。サンプル収集キットの中に入っているプラスチックチューブに唾液を入れればそれだけだった。必要な量は1ミリリットル。検査結果は1週間後に出てきた。「韓国47.89%、日本25.14%、中国26.97%」。気分は妙だった。代々慶尚南道慶州(キョンサンナムド・キョンジュ)の南山(ナムサン)のふもとで暮らしてきた地元生まれの慶州崔氏、統一新羅時代の大学者崔致遠(チェ・チウォン)から32代目のDNAに韓国と中国、日本がすべて入っているとは…。

 
◇中国人もDNAには韓日中のルーツ共有

もしや、とんでもない想像だとからかわないでほしい。韓国人のDNAを分析すればほとんど例外なく韓日中3カ国の遺伝子が入っている。EDGCのペ・ジンシク研究所長は韓国46.26%、日本26.54%、中国26.01%、モンゴル1.19%だ。モンゴルのDNAはさらにモンゴル0.82%、キルギスタン0.27%、カザフスタン0.11%に細分された。先祖探しサービスの責任者であるクォン・ヒョクチュン首席研究員もペ所長と似ていた。韓国48.61%、日本30.39%、中国19.95%、モンゴル1.04%(モンゴル0.73%、キルギスタン0.24%、カザフスタン0.07%)。ペ所長は忠清北道報恩(チュンチョンブクド・ポウン)が、クォン首席研究員は全羅北道井邑(チョンラブクド・チョンウプ)が代々暮らしてきた故郷だ。

中国人も大きく変わらなかった。北京出身の中国人スタッフは「中国62.66%、韓国17.82%、日本6.94%」となった。韓国人との違いといえば韓日中以外にも東南アジアのDNA(ベトナム9.88%、ミャンマー1.75%、フィリピン0.93%)が混ざっているということだ。

ペ所長は「韓国人のDNAを分析してみるとほとんどが韓国を中心に中国と日本の血統が混ざっており、構成比は小さいがモンゴルなど北方民族の血統も入っている。韓国人・日本人・中国人の先祖をさかのぼってみれば大きな幹で出会うことになるという話」と話した。高麗時代の蒙古侵入と朝鮮の壬辰倭乱(文禄慶長の役)の際の影響も一部なくはなかったものと推測されるというのがEDGCの判断だ。

クォン首席研究員は「来年上半期中にミトコンドリアとY染色体の中のDNA分析を通じ、検査を受ける人の母系と父系がどこからきたのか教えるサービスも始めるだろう」と話した。細胞の中のミトコンドリアDNAは母系を通じてだけ遺伝し、Y染色体はその特性上父系だけで遺伝するため、この2種類を分析すれば母系と父系の先祖がどこからきたのかがわかる。彼は「中国人のDNAも現在は漢族中心だが、来年中に50余りの少数民族に対する遺伝子データを確保して詳しい分析ができるだろう」と話した。

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