【社説】文大統領、本当に疎通するというなら青瓦台出入り記者から頻繁に会うべきだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.21 10:16
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が19日に出席した『国民との対話』は任期の折り返し点を回った文在寅(ムン・ジェイン)政府には大切な試行錯誤だった。「国民との本当の疎通」という未完の課題を残したためだ。2時間に近い生放送は残念でもどかしい「(世間の評判と一致しない)噂ばかりの祭り」という批判を浴びている。与党でも「混雑した市場」「視聴しているうちに3年は老いたようだ」という声が出てきた。野党圏は「ショートン(ショー+疎通)」と低い評価を出した。
期待と他の評価が低いといっても文大統領と青瓦台(チョンワデ、大統領府)の参謀はこれを謙虚に受け止めるべきだ。国民の代表である大統領が国民の前に立つ当然の席をなぜ、そのようにハラハラした気持ちで見守るしかなかったのかを省察しなければならない。文大統領の就任の辞を振り返れば尚更だ。彼は2年半前に「権威的な大統領文化を清算する」としながら「今の青瓦台から光化門(クァンファムン)大統領時代を切り開く。国民といつも疎通する。主な懸案は大統領が直接メディアにブリーフィングする。時には光化門広場で大討論会を開催する」と話した。そのようなことができなかった前任者に傷ついた国民を慰める約束だった。今のように騒がしい例年行事で「国民との対話」を行うだろうと予想した国民は多くなかっただろう。