米通商代表部（ＵＳＴＲ）と米農務省（ＵＳＤＡ）は１９日、韓国に米国産のコメを年間１３万２３０４トン輸出することで合意したと発表した。

ＵＳＴＲとＵＳＤＡはこの日ホームページに「米国産コメの市場アクセス保障に対する韓米合意」という題名の報道資料を通じ、「今回の協定により韓国は米国産コメを年間１３万　２３０４トン輸入するだろう、年間金額は約１億１０００万ドル」と発表した。今回の協定は来年１月１日に発効する予定だ。

ＵＳＴＲのライトハイザー代表は「トランプ大統領のリーダーシップのおかげで今回の合意により米国の農家が韓国でコメに対する最大規模の市場進入を保証されることになった」としてトランプ大統領に花を持たせた。

ライトハイザー代表は引き続き「米国の生産者と韓国の顧客に大きな利益になるだろう。（韓国の顧客は）高品質で価格競争力がある米国産コメにアクセスできることになった」と話した。

米国産コメの韓国向け輸出の背景についてＵＳＴＲとＵＳＤＡは、「２０１４年に米国、オーストラリア、中国、タイ、ベトナムは世界貿易機関（ＷＴＯ）のコメ市場アクセス特別協定の満了を受け韓国との交渉に入った。交渉の結果として韓国は年間４０万８７００トンのコメを低率関税割当物量（ＴＲＱ）で輸入することにした」と発表した。ＴＲＱには５％の関税が適用される。

続けてＵＳＴＲとＵＳＤＡは「韓国は４０万８７００トンのうち３８万８７００トンのコメを米国、オーストラリア、中国、タイ、ベトナムとの複数協定により国別に割り当てるだろう。残りの２万トンにも米国の供給業者が入札できる」と明らかにした。