【コラム】食堂もビルもロボットが料理を配達・サービスする時代=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.20 11:27
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アプリで注文してロボットがサービスする未来型食堂「MERRY-GO KITCHEN」内部の様子。ナ・ヒョンチョル記者
15日のお昼時、ソウル松坡区芳夷洞(ソンパグ・バンイドン)地下鉄8号線の夢村土城(モンチョントソン)駅。ハンミ薬品本社の裏路地に従って進んでいくと住商複合建物2階にある飲食店「MERRY-GO KITCHEN」が目に飛び込んできた。注文から決済まで全過程をアプリやロボットで処理する未来型ロボット食堂だ。期待を持って席に座ったが従業員が来ない。その間、向かい側に座った同行人が携帯電話を取り出して「鮭丼ぶりを食べるって言ってましたよね」と私に聞きながら何か操作している。聞くと飲食店アプリでメニューを選択して決済まですでに済ませたという。そういえばテーブルの上には初めて店を利用する人のためのモバイルウェブの説明と加入方式が記されたメモがある。
5分ほど話をしていると、座席の横のレールにロボット掃除機のような物がとまった。その上には注文した飲み物が置かれていた。皿を取って赤色のボタンを押すと、レールロボットは再びキッチンへと戻っていった。5分ほどすると、今度は座席の反対側に機械が近づいた。そして「注文した料理が出てきました。料理を取ってください」という音声が流れた。注文した食べ物をテーブルまで配達するロボット「Dilly(ディリ)」だ。料理を取った後、わざと機械と台所の間を防ぐように立ってみた。帰り道が塞がれたロボットが液晶画面に涙を表示するアイコンを表示しながら道を開けてほしいというメッセージを出した。食事を終えて、この飲食店のクォン・ヒャンシン社長に話を聞くと、「2カ月程度のテストを終え、機械1台で1~1.5人分の役割をこなしている」とし「初めはあってもなくても一緒かと思ったが、今はなくてはならないほど」と説明した。