北朝鮮の金英哲氏、米国に「敵対政策の完全撤回前には非核化交渉議論する余地もない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.19 08:50
北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の金英哲(キム・ヨンチョル)委員長が、米国に対して「対朝鮮(対北)敵対視政策を撤回する前は非核化交渉に対して夢も見てはならない」と主張した。
19日、朝鮮中央通信によると、金委員長は談話を通じて、米国の韓米合同空中訓練の延期決定と北朝鮮人権決議参加などを取り上げて「米国は何かにつけ非核化交渉に対して云々するが、朝鮮半島核問題の根源である米国の対朝鮮敵対視政策が完全かつ不可逆的に撤回される前には、それに対して議論する余地もない」とした。
続いて「非核化交渉の枠組み内で、朝米関係改善と平和体制樹立のための問題を一緒に議論するのではなく、朝米間で信頼構築が先行し、我々の安全と発展を阻害するあらゆる脅威がすっかり除去された後に、非核化問題を議論することができる」と強調した。