青瓦台、オットー・ワームビア氏親の文大統領への面談要請を拒絶
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.15 09:43
青瓦台(チョンワデ、大統領府)が22日、訪韓する北朝鮮拉致被害者のオットー・ワームビア氏親の文大統領への面談要請を断った事実が14日、知らされた。6・25韓国動乱(朝鮮戦争)北朝鮮拉致被害者家族協議会のイ・ミイル理事長が要請したワームビア氏の親、フレッド・ワームビアシンディ氏の文大統領への面談申請に対して青瓦台国家安保室は「大統領との面談を希望するイ・ミイル様の気持ちは私たちも十分に理解していますが、国政運営の日程上面談が難しい点があります」という返信を送った。
北朝鮮拉致被害者家族協議会側は「青瓦台が北朝鮮政権によって息子を失った親に一言お見舞いの言葉もなく面談を断った」と批判した。
これに先立ち、米バージニア州立大学3年だったワームビア氏は2016年北朝鮮平壌(ピョンヤン)で観光をしていたところ、その年1月政治宣伝物を盗もうとした容疑で逮捕され、体制転覆の容疑で労働教化型15年を言い渡された。それから17カ月ぐらい抑留されていた彼は翌年6月米国に帰還したが、6日ぶりに亡くなった。青瓦台がワームビア氏の親との面談を断ったことと違い、米ドナルド・トランプ大統領は今年9月ワームビア氏の親をホワイトハウスに招いて晩餐会を行って慰めた。