エスパー米国防長官は北朝鮮との対話を増進するため、韓国で実施する軍事演習を調整する可能性が開かれており、北朝鮮が米国に今年末を期限に提示したことに対し真摯に受け止めていると明らかにした。

ＡＰ通信などによると、エスパー長官はこの日韓米安保協議会（ＳＣＭ）出席のためソウルに移動する機内で記者らにこのように明らかにした。

彼は「北朝鮮の核開発計画除去に向けた外交的交渉を増進させるのに役立つならば韓国で実施する米国の軍事活動を調整する可能性を開いている」と話した。

ただ、軍事演習や訓練のいかなる変化も軍隊の戦闘準備態勢を危険にしない方式で行われ、韓国政府と協議して決定されるだろうと付け加えた。

エスパー長官は具体的にどの訓練の調整が考慮されているかには言及しなかったが、「外交的必要性により訓練態勢をもっと大きくあるいはさらに小さく調整するもので、外交官に権限を与える全てのことに開かれていなければならない」と話した。

彼は北朝鮮が核交渉に対するアプローチ法を変更せよとして米国に今年末を期限と提示したことに言及し、これを「真摯に受け止めている」と話した。その上で北朝鮮が大陸間弾道ミサイル発射試験を始めてから韓半島（朝鮮半島）緊張の歴史を考慮すると外交が勝利すると期待すると明らかにした。

韓日軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ）終了問題と関連しては韓国側カウンターパートと会議の際に米国側の懸念を示すだろうとし、ＧＳＯＭＩＡ維持の立場を再確認した。