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【時論】批判的欧州進歩、守旧的韓国進歩

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.13 13:06
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労働者の痛みと悲しみを描いた進歩陣営S詩人の文を読むと胸が詰まる。そして言葉を失ってしまう。ところがそこまでだ。その痛みと悲しみが結局は各種問題ごとに「ただ一度も民衆武力なしで世の中が変わったことはない」という闘争扇動の言葉に変質するためだ。

そこで彼に問いたい。10年ほど前に京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の米軍基地に対し「北東アジア戦争基地」としながら「大楸里(テチュリ)の美しい人々の共同体を多国籍戦争機械に渡すことはできない」として竹棒を持ったその詩人がそれから10余年後に北朝鮮が核兵器で安保を威嚇するいま依然として同じ考えをしているのか気になる。

 
資本の歴史は貪欲の歴史で、労働の歴史は涙の歴史という進歩の主張に耳を傾け「叙情にも階級性がある」という詩人の言葉にうなずきながらも戦うべきことと戦うべきでないことを区分できない韓国的進歩の限界に背を向けることになる。

分断された韓半島(朝鮮半島)の地政学的位置のために国益のための原則と実用の外交・安保政策が要求される。北朝鮮に対する韓国進歩の認識も南南対立の原因となり南北関係に影響を与えるだけに確かめて行かなければならない。

欧州では1968年の学生運動で新左翼(ニューレフト)が胎動し進歩の革新が始まった。その底辺には批判精神が流れる。ソ連式社会主義も労働の解放を構造的に抑圧するとして批判し正統性を認めなかった。欧州の左派は北朝鮮を社会主義国と見ない。首領を神格化する唯一支配体制であるためだ。マルクスの唯物論的歴史観によると北朝鮮は資本主義より先に克服されなければならない体制だ。

北朝鮮は巨大な監獄だ。韓国ドラマを視聴して発覚すれば公開処刑されたりもする。それでも韓国進歩は北朝鮮の人権状況に沈黙する。旧西ドイツは統一前に東ドイツの人権状況に沈黙しなかった。韓国の進歩は南北関係改善のためやむを得ず戦略的にアプローチすると話したいが、国際社会はこれを理解できない。

人権は進歩が追求する最も重要な価値だ。それでも人権を無視する南北関係改善が果たして何か意味があるのか問いたい。北朝鮮のあらゆる非正常な形態を容認・黙認して彼らが一流国家になることを期待するのは愚かだ。南北関係の正常化を望むなら南北間で行われることが国際社会の普遍的基準に合致するのかから確認しなければならない。

ところが韓国進歩は北朝鮮の侮辱と威嚇には沈黙して北朝鮮を弁護・代弁したりもする。韓国社会で欧州の進歩のように北朝鮮を批判すれば冷戦守旧保守扱いされる。失敗した社会主義モデルの代案を探すため絶え間ない批判精神で自己省察と革新を追求する欧州の進歩の見方では想像できない時代錯誤だ。韓国的進歩の後進的で守旧的形態だ。

韓国の政治発展の次元からも進歩は真の社会的対案になれずにいる。手段と方法を問わず組分けして争い、自分と考えが違えば積弊と追い詰める狂気が社会を支配させたためだ。正義と真理を独占し支持者以外の国民とは疎通の門を閉ざす。過去の軍事政権時代に理念問題で弾圧を受けた韓国進歩が理念対立解消に向けこれまで何か役割を果たしたという声を聞くことはできなかった。退行的韓国進歩の学習能力喪失を意味する。

1970~80年代の民主化運動時代に進歩には自己犠牲と献身があった。ところが最近起きたチョ・グク氏をめぐるスキャンダルでは敵と同志だけがいて、「われわれ(進歩)だけ生きれば良い」という計算だけ見える。これは短期的には得になるかも知れないが結局は自分の身を削る行為だ。自分の世界に閉じ込められて世の中の変化をまともに読めずにいる。そこで問う。韓国進歩は本当に進歩的なのかと。

チョン・サンドン/韓国外国語大学政治行政メディア大学院招聘教授

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