フェラーリのデザイナー「韓国車、イタリアでは日本車と同級」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.11 08:33
30年間ほどフェラーリなどスーパーカーをデザインしてきたマウリツィオ・コルビ氏(59)が10日、「韓国の学生の自動車デザインとスケッチの実力に驚いた」とし「数人の学生にはすぐにピニンファリーナに志願書を出すことを勧めた」と語った。
ピニンファリーナ(Pininfarina)は1989年からフェラーリの外観デザインを担当するイタリアの自動車デザイン専門企業で、コルビ氏はここで首席デザイナーを務めている。コルビ氏は過去30年間にフェラーリの50周年記念作F50など数多くのヒット作を出した。F355、カリフォルニアなどフェラーリの人気モデルもコルビ氏のペンから誕生した。コルビ氏は最も気に入っているモデルに1992年にデザインした「フェラーリF355」(プロジェクト名F129)」を選んだ。「最初のスケッチがほとんど完ぺきに量産車に反映されたため」という。
コルビ氏は8日から10日まで3日間、国民大学国際館コンサートホールで「フェラーリ・カーデザイン・コンサート」を開いた。自動車専門誌「トップギア」と国民大が主催した行事には、フェラーリ車の所有者など一般人や学生およそ1000人が参加し、自動車デザイン名匠の哲学とノウハウに耳を傾けた。コルビ氏が韓国で講演するのは初めてだ。