韓国、財政赤字が過去最大…税収が前年比5兆6000億ウォン減
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.08 15:24
韓国の今年1-9月の国税収入が前年同期に比べ5兆6000億ウォン(約5300億円)減少した。これを受け、統合財政収支は26兆5000億ウォンの赤字となり、過去最大の赤字となった。
企画財政部が8日に発表した「月間財政動向11月号」によると、1-9月の累計統合財政収支は2005年と06年、09年、13-15年に赤字となったが、赤字の規模は1999年に関連統計の作成を始めて以降、今年が最も大きい。社会保障性基金を除いた管理財政収支も過去最大の57兆ウォンの赤字となった。
これは景気沈滞などで国税収入が減る中、福祉支援など財政拡大で支出は増えたためと解釈される。今年1-9月の国税収入は228兆1000億ウォンと、前年同期比で5兆6000億ウォンも減少した。国税収入が1-9月基準で前年同期より減少したのは2013年(-2.9%)以来。税収は法人税を除いたすべての税目で減少した。予算基準暫定「税収進度率」も77.4%と、前年同期(79.6%)より2.2%ポイント低い。