【社説】労働・規制改革してこそ成長の道開かれる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.08 14:44
昨日歩いたソウルの中心街はがらんとしていた。核心商圏の鍾路(チョンノ)1-2街の大通り沿いは空き店舗が多かった。普信閣(ボシンガク)から鍾路2街側の衣類店まで、大通り沿いの1階の27店舗のうち9店舗が空いていた。2店舗を挟んでまた空き店舗という状況だ。類例のない低成長による傷あとと見られる。
文在寅(ムン・ジェイン)政権の経済成績表は深刻だ。今年は1%台の成長が既成事実化している。石油ショック、通貨危機、金融危機の時期を除いて一度も経験したことがない成長率だ。来年も1%台の成長にとどまるという予想を国内外の機関が相次いで出している。世界平均成長率を下回っているのはもちろん、その差がますます広がっている。今年の成長率は景気の過熱なく実現できる「潜在成長率」(OECD推定2.72%)を大きく下回る。100メートルを10秒で走れる陸上選手が13、14秒の記録を出したのと変わらない。どこかに大きな問題がある。