北、米に「オールイン交渉」提案…「非核化・相応の措置を一括談判」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.06 10:10
米国との非核化交渉の時限を年末までに決めた北朝鮮が非核化措置と米国の相応の措置を一度に一括談判する「オールイン」交渉を米国に提案したと複数の消息筋が5日、伝えた。また、北朝鮮はドナルド・トランプ米大統領の「決断」を要求して実務交渉とともに首脳会談を求めた。匿名を要求した消息筋はこの日「過去、北朝鮮は自身の措置と米国の相応の措置を同時に進めた後、次の段階に移る同時的・段階的な解決法を求めていたが、立場を変えて一度に一括妥結する方式で出た」と説明した。彼は「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が8月ごろ、トランプ大統領に伝えた非公開親書と先月スウェーデン・ストックホルム実務接触を前後に再度このように求めたと承知している」と伝えた。
他の消息筋によると、北朝鮮の戦略修正は2月、ベトナム・ハノイで開かれた第2回米朝首脳会談の決裂が直接的なきっかけだった。ハノイ会談当時、北朝鮮は寧辺(ヨンビョン)一帯を不能化する見返りで米国の北朝鮮への制裁解除を求めたが、このような協議案が失敗すると対北制裁と体制安全保障などを一度にテーブルの上にのせて一括協議を行おうという立場に変わったということだ。