韓経:<任期の折り返し点を回文政府>文在寅大統領を苦しめる3つ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.04 10:08
文在寅(ムン・ジェイン)政府が執権前半期に「みすぼらしい成績表」を受けた最も大きな原因として各種改革を妨げる労働・市民社会団体と一部の親文(文在寅寄り)勢力の「教条主義」、事なかれ主義で一貫する公職社会が挙げられる。与野党政界の「強対強」対立とは別に、文在寅大統領の国政運営の困難に陥る、いわゆる「3敵」とされる。
文在寅政府の核心支持層だった全国民主労働組合総連盟(民主労組)、全国教職員労働組合(全教組)など、いわゆる「ろうそくの権力」は政府と立ち向かって国政運営にブレーキをかけている。弾力勤労制の単位期間拡大と地域共生型雇用事業はいずれも民主労組のごり押しにぶつかって前に進めずにいる。民主労組は弾力勤労制の拡大に真っ向から反発して社会的対話機構である経済社会労働委員会の参加を拒否している。民主労組のこのような行動をめぐって与党の一部では「民主労組共和国」という自嘲の混ざった批判の声も出てきた。野党は民主労組に向かって「文在寅政府の悪質な債権者」と指摘した。