韓経:<任期の折り返し点を回る文政府>浮沈する南北関係「迷路」に閉じ込められ…4強外交の修復が最優先課題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.04 09:31
文在寅(ムン・ジェイン)政府が発足直後明らかにした100大国政課題の中の一つが「堂々とした4強協力外交」だ。日米中露など周辺4カ国との協力を強化して韓半島(朝鮮半島)の平和を構築するという構想だ。だが、任期の折返し点を目の前にした現在、はるかに遠い叫び声になってしまったというのが外交・安保分野専門家の診断だ。
文在寅政府の外交政策分野の中間成績表は道に迷った韓国、北朝鮮関係、揺れる韓米同盟、最悪の韓日関係、中途半端な韓露、韓中関係と要約される。過度な対北政策に偏ったせいで情勢変化を正確に読めず、このような孤立無援の外交危機を自ら招いたという評価が多い。
盧英敏(ノ・ヨンミン)青瓦台(チョンワデ、大統領)秘書室長は1日、国会運営委員会国政監査で文在寅政府の最も大きな成果が何かを尋ねる質問に「韓半島で戦争の脅威を除去したこと」と自信をもって答えた。陣営を問わず文在寅大統領就任以降、韓半島に立ち込めた戦争の恐怖が晴れたというのは大きな異見がない。